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ウィッグの保管ガイド

ウィッグの保管方法完全ガイド|ヘアスタイルの崩れ・絡まりを防ぐ簡単テクニック

お気に入りのウィッグを使ったあと、どのように保管していますか?
とりあえず…とテーブルや棚の上にそのまま置いていると、ウィッグが傷んだり、形が崩れたりする原因になってしまいます。

この記事では、ウィッグ初心者が知りたい正しい保管方法を解説します。
専用のケア用品の紹介から手軽なアイデアまで、大切なウィッグを長持ちさせるためのコツがきっと見つかります。
正しい保管方法で、お気に入りのウィッグを長持ちさせましょう。

ウィッグの寿命は保管方法で決まる!しまい方が影響する2つの理由

鏡

ウィッグを正しく保管する、と聞くと少し面倒に感じるかもしれません。
しかし、適切な保管方法はウィッグを美しく保つために不可欠です。間違ったしまい方をすると「見た目(ヘアスタイル)の劣化」と「衛生面の問題」という、2つのトラブルを引き起こす可能性があります。

1. 間違った保管方法で ウィッグの見た目が劣化する

ウィッグを無造作に置いておくと、重力や圧力、湿気でかんたんに型崩れしてしまいます。
とくにカールやウェーブなどがついたヘアスタイルは、一度崩れると自力で元に戻すのが大変です。置き方によっては、思わぬところにクセがついてしまうこともあります。
また、ウィッグを平らな状態で置いておくと、毛材が絡まるリスクもあります。毛材が絡まったまま放置すると、ブラッシングの際に毛が抜けたり、毛材が傷んで縮れたりする原因にもなります。

2. 間違った保管方法で ウィッグが不衛生な状態に

着用後のウィッグには、目に見えない汗や皮脂、ホコリが付着しています。
これらをそのままにして保管すると、カビや雑菌が繁殖し嫌なニオイの原因となります。とくに夏場など気温や湿気の多い季節、場所は注意が必要です。
逆にあまりにも日当たりが良く直射日光の当たる場所でも、紫外線の影響で毛材が劣化してしまう場合があります。ウィッグの見た目を美しくキープするだけでなく、衛生的に使い続けるためにも、保管前のケアと適切な場所選びが重要です。

ウィッグの保管方法は、ウィッグの美しさをキープするためにも非常に重要です。次のセクションでは、保管する前に最適なお手入れについてご紹介します。

ウィッグを保管する前に!ヘアスタイルをキープする基本のお手入れ

髪の毛と櫛

ウィッグを保管する前に、少しの手間をかけるだけでスタイルの持ちや衛生状態が格段に変わります。
ここでは、ウィッグを保管する期間やタイミング別に、しまう前のケアをご紹介します。

【毎日のウィッグケア】やさしくブラッシングして絡まりを解消

ウィッグを洗うほどではないとしても、基本的にウィッグ着用後はブラッシングを行いましょう。
ウィッグの着用後は、表面にホコリがついていたり、毛材が絡んでいたりするものです。絡まりを放置すると、絡まりがほぐしづらい状態になり、毛材の傷みに繋がってしまいます。
ブラッシングの際は、毛材を引っ張らないように注意し、毛先からやさしくとかすことで、ウィッグへの負担を減らすことができます。

・ブラッシングの手順
「毛先」→「中間」→「根元」の順番で、少しずつ丁寧にとかします。

・ブラシの種類
目のあらいブラシと、目の細かいコームの2種類があると便利です。目のあらいブラシで絡みをとったあと、目の細かいコームでとかすと指通りが滑らかになります。

ブラッシングの仕上げとして、静電気防止スプレーを使うとさらに効果的です。
とくに乾燥しやすい冬場は、静電気が絡まりや広がりの原因になります。スプレーを全体に軽く吹きかけるだけで、まとまりの良い美しい状態をキープできます。

フラウ ヘアルーセントスプレー

レディス スヴェンソンの「フラウ ヘアルーセントスプレー」は、ウィッグのツヤだしと静電気防止に効果のあるスプレーです。普段のスタイリングはもちろん、ウィッグを保管する際のお手入れの仕上げにも最適です。ウィッグから30cmほど離し全体に満遍なくスプレーしましょう。

【ウィッグを保管する前に】洗ってしっかり乾燥させる

ウィッグに付着したままの汗や皮脂、スタイリング剤は劣化の原因になります。
ウィッグは定期的に洗浄し、清潔な状態で保管することが大切です。湿気はカビの原因になるため、洗い終わったあとは完全に乾かしましょう。

1. 洗浄
ウィッグ専用のシャンプーとコンディショナーを使い、ぬるま湯でやさしくブラッシングします。ウィッグを洗うときは、洗面器や洗面台で水を溜めた状態で作業するのが基本です。また、毛材を水のなかでかき混ぜたり、シャワーをかけながら洗うと、毛材が絡む原因になるので注意しましょう。
ファンデーションや皮脂が付きやすい顔周りのネット部分は、やさしく押し洗いしましょう。

2. すすぎ
シャンプーやコンディショナーが残らないよう、水を数回入れ替えてしっかり溜めすすぎをします。洗剤が残ると毛材が傷む原因になるので、何回か水を替えながらしっかりすすぎましょう。

3. タオルドライ
清潔なタオルでウィッグを挟み、やさしく水分を吸い取ります。洗うときと同様に、毛材をゴシゴシとこすらないように注意しましょう。

4. 乾燥
ウィッグスタンドなどにかけ、風通しの良い日陰で完全に乾かします。
人毛100%ウィッグなど、毛材の種類によってはドライヤーが使える場合もありますが、自然乾燥が基本です。ドライヤーを使用する場合は、取扱説明書などで耐熱温度を確認してから使用しましょう。

【ウィッグを保管する前に】ウィッグ専門店の仕舞い洗いメニュー

レディス スヴェンソンでは、ウィッグを長期間保管する方に向けて「ウィッグの仕舞い洗い」というメニューをご用意しています。

使わなくなったウィッグを保管したい場合や、ご自宅で行う保管方法に自信がないなどの場合は、ウィッグ専門店に任せるのもひとつの方法です。クローゼットや箪笥、押し入れなど人によってウィッグの保管環境はさまざまです。ウィッグの毛材は化学繊維が含まれているものもあり、衣類と同じく害虫の対象になる場合があります。

レディス スヴェンソンの仕舞いサービスを詳しくご紹介します。

1. ディープクレンジング
通常のお手入れでは落としきれない、蓄積した頑固な汚れを根こそぎ洗い。汚れだけでなくニオイも除去することができます。

2. 光コート
ウィッグを光触媒コーティング。ウイルスや菌などを、安全かつ断続的に分解・不活化させます。

3. 乾燥剤
ウィッグケースに合わせたオリジナルの乾燥剤をご用意。ウィッグに湿気は大敵なので保管の際はケース内に1つ入れて定期的に交換しましょう。

詳しくは最寄りのレディス スヴェンソンサロンにお問い合わせください。
ウィッグの保管場所なども併せてアドバイスさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

【基本編】ウィッグの正しい保管方法3選|目的別に解説

ウィッグをしまう前のお手入れが終わったら、いよいよ保管です。
ここでは、目的や使用頻度に合わせた3つの基本的な保管方法を紹介します。
それぞれのメリット・デメリットを比較して、ご自身のスタイルに合った方法を見つけてください。

ウィッグを何で保管する?ケースの種類

ウィッグを保管するケースは、ウィッグのスタイルをキープしたり、毛材の劣化を防ぐなど、さまざまな役割があります。

ウィッグとウィッグスタンド

● ウィッグハンガー
通気性がよく、ウィッグのスタイルをキープしやすいので日常使いにおすすめです。
メリットは、軽量で折りたためる形状のものなら、お出かけ先や旅行先にも手軽に持ち運べること。プラスチック製などで安価なものが多く、ウィッグを複数台保管したい方に向いています。
デメリットは、長期間ウィッグを保管する場合は、ケースに入れないとホコリがつきやすいこと。ウィッグハンガーの上から、不織布性のカバーや薄い布をかけると安心です。

ウィッグケース

● ウィッグ購入時の箱やケース
静電気防止などに配慮している場合が多く、ウィッグを保管する場合も安心です。
メリットは、ホコリや紫外線を防ぐことができることはもちろん、新しくハンガーやケースなどを用意する必要がないためコストがかかりません。
デメリットは、箱やケースの形状によってはスタイルが崩れやすくなること。通気性も購入先によって変わるので、長期間の保管は向いていません。

ウィッグを補完するマネキンヘッド

● マネキンヘッド
人の頭の形のように丸くなっているので、ウィッグのスタイルキープを重視する方におすすめの保管方法です。
メリットは、ウィッグのセットやスタイリングの際にも使うことができ、保管以外の用途でも大活躍。お気に入りのウィッグを飾ってディスプレイしたい方にも人気があります。
デメリットは、ディスプレイ用に装飾性が高い物や、スタイリング用などさまざまありますが、他の保管用品と比べて高額になる場合があります。また、設置には場所が必要なため、狭いスペースに収納したい方には向きません。

用途別!ウィッグの保管方法

ウィッグの保管ケース選びは、保管する用途やタイミングによっても異なります。

● スタイル崩れ防止&普段使いには ウィッグハンガー
ウィッグハンガーは、最も手軽で基本的な保管アイテムです。
立体的に保管できるため型崩れを防ぎ、通気性も確保できます。日常的にウィッグを使う方や、複数のウィッグを整理したい方には必須のアイテムと言えるでしょう。

● 長期保管&ホコリよけに 購入時の箱・袋
購入時に入っていた箱や袋を再利用する方法は、コストがかからず手軽です。
ホコリや直射日光からウィッグを守れるため、長期間使わないウィッグの保管に向いています。
ただし、ケースによってはそのまま入れると型崩れしてしまうため、ウィッグの内側に丸めた紙(あんこ)などを詰めて形を整えましょう。

● セットを絶対崩したくないなら「マネキンヘッド」
凝ったヘアセットを施したウィッグや、カールを完璧に維持したい場合はマネキンヘッドが最適です。
人の頭に近い形で保管できるため、スタイルキープ力は抜群。保管だけでなく、カットやスタイリングの練習、お気に入りのウィッグのディスプレイとしても活用できます。

お気に入りのウィッグの状態や、重視したいポイントによって、最適なケースを選びましょう。

ロングウィッグはどう保管する?髪の長さ別 保管のコツ

ウィッグの長さによっても、保管で気をつけたいポイントは異なります。

● ショートウィッグ
コンパクトに保管できますが、トップのボリュームが潰れないように注意が必要です。スタンドや詰め物(紙や布など)をウィッグの内側に入れて保管しましょう。

● ミディアムウィッグ
肩にあたる毛先部分がハネやすいのが特徴です。スタンドにかける際は、毛先が床や棚につかない高さのものを用意するか、詰め物などで調整してください。

● ロングウィッグ
その長さゆえに、一番毛材が絡まりやすい長さです。保管前は必ずブラッシングし、ゆるく三つ編みにしたり、クリップなどで軽くまとめると毛材の絡まりを防げます。

ご自身のウィッグの長さに応じて、最適な保管方法を見つけましょう。

これだけは避けて!ウィッグの寿命を縮めるNG保管場所と注意点

日が当たっている植物

せっかくのケアも、保管場所や扱い方を間違えると台無しになってしまいます。
大切なウィッグを守るために、避けるべきポイントをしっかり押さえておきましょう。

NG場所:直射日光・湿気・高温はウィッグの大敵

ウィッグは非常にデリケートです。以下の場所での保管は絶対に避けましょう。

● 窓際など直射日光が当たる場所
紫外線は褪色や毛材の劣化を早めます。

● お風呂場付近や洗面所などの湿気が多い場所
カビや雑菌が繁殖し、ニオイの原因になります。

● ストーブの近くなど高温になる場所
とくに人工毛のウィッグは熱に弱く、縮れや変形の原因になります。

NG行動:着用後そのまま放置は絶対にダメ!

疲れて帰宅した日など、ついウィッグをテーブルや棚の上に置いてしまいがちです。
しかし、この「ちょっとだけ」がスタイルの崩れや絡まりの最大の原因になります。
必ずブラッシングなどの基本ケアをして、定位置に保管する習慣をつけましょう。

ウィッグのダメージに繋がる恐れがあるので、ウィッグの置き場所に注意しましょう。
次のセクションでは、ウィッグユーザーが疑問に感じる、保管に関するQ&Aをまとめました。

シーン別お悩み解決!ウィッグ保管Q&A

携帯を持っている女性

ここでは、ウィッグの保管に関するよくある質問にお答えします。

Q. ウィッグの短期保管と長期保管、気をつけたいポイントは?

保管の目的は人それぞれ異なります。ポイントは以下の通りです。

● ウィッグの短期保管(日常使い)
日常の保管であれば「手軽さ」を重視します。
ウィッグハンガーで保管し、すぐに使える状態にしておきましょう。ホコリが気になる場合は、上から薄い布をかけておくと安心です。

● ウィッグの長期保管(複数持ちなど)
1ヶ月以上の保管期間であれば「保護」を最優先します。
洗浄・乾燥を徹底し、スタイルが崩れないように内側に詰め物をしてから、ホコリや紫外線から守るケースに入れて保管します。

Q. 旅行やイベントに持っていく方法は?

ウィッグのスタイルが崩れないように、工夫して持ち運びましょう。
ウィッグをブラッシングしたら、静電気が発生しずらいケースに入れ、さらに潰れないようにプラスチック製などの硬いケースに入れます。
ほかの荷物と一緒に持ち運ぶ場合は、ウィッグの上にものを重ねないように注意して持ち運びましょう。

カールがついたスタイルやアレンジされたウィッグを持ち運ぶ場合は、ウィッグ専用のスタイルキープスプレーを使うと便利です。

参考:ウィッグをコンパクトに持ち運ぶコツ | おすすめ便利グッズ3選

ウィッグの保管方法を見直して、お気に入りのウィッグを長持ちさせよう

この記事では、ウィッグの保管方法をご紹介しました。

ウィッグの保管方法がウィッグ自体の寿命や見た目、衛生面に影響する理由の解説から、ウィッグを保管する前の最適なお手入れ方法、目的別の保管方法など、ウィッグ初心者に必要な情報を網羅しました。
ウィッグの美しさは、毎日の保管方法で変わります。ウィッグの保管方法を見直して、お気に入りのウィッグを、ずっと美しく快適に使っていきましょう。

ウィッグのケアや保管方法でお悩みがある場合は、ウィッグ専門店に相談してみるのもおすすめです。
ウィッグは自宅でケアできるとはいえ、時間も手間もかかります。自分では難しいお手入れやスタイルの調整、修理など、ウィッグのプロだからこそできるサービスがあります。レディススヴェンソンでは、ウィッグのシャンプー&セットといった普段のお手入れから、保管時についてしまったクセなおしや、長期保管前の「仕舞い洗いメニュー」などを提供しています。

レディススヴェンソンでは、購入後もウィッグを快適に美しく使っていただくためのメニューやサービスが充実しています。是非お気軽にご相談ください。

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