ウィッグの選び方

【初心者向け】失敗しないウィッグの選び方 | プロが教える3つのポイント

治療や年齢による髪質の変化、あるいはイメージチェンジのためにウィッグを考えているけれど「自分に似合うものが分からない」「不自然に見えないか心配」といった不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ウィッグを初めて購入する方が後悔しないための選び方を、具体的な手順に沿って分かりやすく解説します。
あなたにぴったりのウィッグを見つけて、悩みから解放され、自信に満ちた毎日を送るための一歩を踏み出しましょう。

プロが教えるウィッグの選び方 | 後悔しないための3つのポイント

ウィッグの選び方

ウィッグ選びは、新しいヘアスタイルに出会える楽しい体験です。
しかし、現代では製造方法や毛材の多様化が進み、ヘアスタイルだけで選ぼうとすると価格差が気になることも。
ウィッグも、洋服やアクセサリーを選ぶのと同じように、いくつかのポイントを押さえることで自分にぴったりのものが見つかります。

ヘアスタイルも重要ですが、まずは「使用目的」「相場」「試着」という3つの大きな軸で、ご自身の希望を整理してみましょう。
この3つを明確にすることで、膨大な選択肢のなかから自分に合ったウィッグを効率的に絞り込むことができます。

失敗しないウィッグの選び方①使用の目的を明確にする

ウィッグを使う目的は人それぞれです。
ウィッグをどんな目的で、どのくらいの頻度で使用するかイメージして選ぶと、ウィッグに必要な機能が見えてきます。

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掲載スタイル:F67

● ファッション用ウィッグ
薄毛のカバーや白髪染めの頻度を減らすなど、髪の悩みを軽減するためや、理想のヘアスタイルを叶えるためのウィッグ。悩みを解消しつつ理想のヘアスタイルを叶える、自然でおしゃれなスタイルが人気です。

ファッション用ウィッグの選び方のポイントは、理想のスタイルを明確にして選ぶこと。
カバー範囲や希望のヘアスタイルによってウィッグの種類は異なるので、まずは「悩み解消」か「イメージチェンジ」か、自身の要望を明確にしておきましょう。

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掲載スタイル:004

● 医療用ウィッグ
抗がん剤治療などの脱毛のカバーや精神的負担の軽減を目的としたウィッグ。肌にやさしい素材や長時間つけていても疲れないくふうがされています。

医療用ウィッグの選び方のポイントは、治療前の自分と同じヘアスタイルを再現できるかどうか。
治療を他人に推測されない、自然なウィッグがおすすめです。医療用ウィッグは、仕事や外出など毎日の生活の必需品となるため、長時間つけていても疲れないサイズ感や、ケアしやすい、またはスタイルがキープされやすい毛材がおすすめです。

失敗しないウィッグの選び方②相場を知る

買い物をするときに、欲しいものの相場を調べる方は多いものです。
アクセサリーやバッグなど、価格をネットで調べたり、経験してきたことを参考に大体の価格を把握できるものもあるでしょう。しかし、ウィッグはその人が求める機能によって、いくらでもカスタマイズできるため、相場が明確化されていません。

ウィッグを選ぶときは、ウィッグの相場も知っておきたいところ。
ウィッグは数千円から40万円以上と非常に幅広い価格帯ですが、その理由はいくつかの要素が複雑に絡み合っているためです。
価格を決定づける主な要因は、毛材や製法、オーダー方法、付帯サービスなどがあります。これらの要素が品質や見た目の自然さ、そして価格にどう影響するのかを理解することが、失敗なく自分に必要なウィッグ選びの第一歩となります。

失敗しないウィッグの選び方③試着をする

様々なウィッグ

洋服を選ぶときと同様に、ウィッグも購入前の試着が大切です。

● サイズの確認
頭の形や大きさは人それぞれです。サイズが合わないと、身体の動きや風でズレたり、長時間着けたときに頭が痛くなる原因になります。ウィッグのサイズ調整は主に「手縫い調整」と「アジャスター調整」がありますが、頭の凹凸の細部まで合わせることができる「手縫い調整」できるウィッグがおすすめです。

● 見た目の確認
既製品ウィッグの紹介でもあった通り、カタログやスマートフォンなどの画面で見るウィッグと、実際に目で見たウィッグとでは印象が大きく異なることがあります。ご自身の肌の色や顔の形に本当に似合うか、自分の目で確かめることが大切です。少しでも違和感があれば、ウィッグスタイリストに相談してみましょう。

● 専門店の利用
ウィッグは今やファッションアイテムとして人気があり、さまざまなお店で販売されています。アパレルショップの片隅や美容院でも販売されていますが、ウィッグはウィッグ専門店で購入することをおすすめします。とくにレディス スヴェンソンではプライバシーに配慮された個室を完備し、ウィッグのプロに相談しながらゆっくり試着ができます。

参考:ウィッグとは?エクステとの違いや失敗しない選び方まで徹底解説

ウィッグをかしこく選ぶ!知っておきたい基礎知識

ウィッグの全体像が掴めたら、次はより具体的に製品を選ぶための知識を深めていきましょう。
ここでは、ウィッグの「毛材」「作り方」「カバー範囲」という3つの視点から、それぞれの特徴を詳しく解説します。
ご自身の希望と照らし合わせながら、最適な組み合わせを見つけてください。

ウィッグの基礎知識:毛材(人毛/人工毛/ミックス毛)

髪と櫛

ウィッグの印象を大きく左右するのが、髪の毛である「毛材」です。
ウィッグに使われる毛材は主に3種類あり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

● 人毛
実際の人の髪を加工して作られた毛材です。
メリットは、天然素材のため見た目や手触りが最も地毛にちかく自然なところ。さらにドライヤーやヘアアイロンが使え、スタイリングの自由度も高いのが特徴です。
デメリットは価格が高価になりがちで、お手入れも他の毛材と比べて手間がかかります。

● 人工毛(化学繊維)
洋服などと同じく化学繊維(ファイバー)で作られた毛材です。
メリットは、染色が自由自在でカラーバリエーションが豊富なところ。鮮やかな発色も叶い、コスプレ用のウィッグの毛材として重宝されています。価格も手頃なものが多く、形状記憶力がありヘアスタイルの持ちも良いのが特徴です。
デメリットは、ツヤが強く見た目が不自然なものがあることや、熱に弱い素材でヘアアイロンが使えない場合があることです。

● ミックス毛
天然素材の人毛と化学繊維の人工毛をミックスした毛材です。
メリットは人毛の自然な見た目がありつつ、人工毛の形状記憶力でスタイルキープしやすいところ。ブレンドの比率はメーカーで変わり、レディス スヴェンソンでは顔周りに人毛を植えるなど、快適な着け心地にするための工夫がされています。
デメリットは、人工毛が含まれているため、熱に弱くヘアアイロンなどが使えない場合があることです。

ウィッグの毛材には、それぞれ特徴があります。
目的や使用頻度に応じて、自分に合った毛材でつくられたウィッグを選びましょう。とくに「手入れのしやすさ」や「スタイルキープ力」があると、毎日のケアやスタイリングの手間が省け、美しい状態が長く続きます。

参考:ウィッグとは?エクステとの違いや失敗しない選び方まで徹底解説
参考:人毛・人工毛・ミックス毛との違いとは?医療用ウィッグを選ぶ際の4つのポイント

ウィッグの基礎知識:オーダー方法(既製品/セミオーダー/フルオーダー)

相談をする様子

ウィッグは作り方によってもフィット感や価格が大きく変わります。
すぐに手に入る「既製品」、ベースとなるヘアスタイルを選んで、似合わせてカットして仕上げる「セミオーダー」、素材からスタイルまで完全に自分仕様にできる「フルオーダー」の3つに分けられます。
ご自身の予算やこだわり、いつまでに必要かといったスケジュールに合わせて選びましょう。

● 既製品ウィッグ
ネット通販などで約3千円から販売されている比較的安価なウィッグです。
その名の通り購入後に手を加えることはせず、届いたらすぐ着けることができます。色のバリエーションやスタイルなどは人気のものが揃っているため、初心者の方でも選びやすいのが特徴です。

デメリットは、自分にぴったりの似合うウィッグを探すのが難しいこと。ウィッグは着ける人の顔の形や頭の大きさで見た目が変わります。モデルが着けている画像を見て気に入って購入したものの、自分が着けると同じように見えない…などの現象が起こりやすく、レディス スヴェンソンサロンでの相談も増えています。正直なところ、たとえウィッグのプロでも自身に似合うウィッグをネット通販で買うのは難しいという意見もあります。

● セミオーダーウィッグ
レディス スヴェンソンなどのウィッグ専門店に行って、店頭で購入するウィッグです。
価格は約8万円からで、ベースとなるウィッグを選んだのち、その人に似合うように調整していきます。ウィッグのプロの手が入ることにより自然で似合うウィッグを手に入れることができます。

デメリットは、人の手が入ることにより既製品よりも高価になりがちなこと。また、自宅にいながら購入できるネット通販と異なり、ウィッグ専門店に行く必要があります。しかし、ウィッグ専門店で購入することで使い始めたあとのメンテナンスサービスを受けられることがあるため、購入後のことを考えるとウィッグ専門店での購入がおすすめです。

● フルオーダーウィッグ
セミオーダーと同じく、ウィッグ専門店に行って、店頭で購入するウィッグです。
価格は40万円以上と高額になりますが、フルオーダーというだけあって、ウィッグのネットの素材から毛材、カラーまですべて思い通りにできるオーダー方法です。見た目だけでなく着け心地も追求することができ、ウィッグのオーダー方法としては最高峰と言えます。

デメリットは、価格がどのオーダー方法よりも高額になること。イチからオリジナルで製作していくので、製作日数も40日ほど必要で、納品までに時間を要することがあります。

参考:ウィッグとは?エクステとの違いや失敗しない選び方まで徹底解説

ウィッグの基礎知識:カバー範囲(フルウィッグ/ハーフウィッグ/ヘアピース)

お悩みや要望に合わせ、ウィッグを検討する際に、指標となるのもののひとつが「カバー範囲」です。カバーする範囲に応じて、ウィッグの種類が変わってきます。
自分の悩みに合わせて適切なタイプを選ぶことで、より自然で快適なウィッグ生活を送ることができます。

● 広範囲のカバーやイメージチェンジに フルウィッグ
フルウィッグは、頭部全体を覆う全頭ウィッグのことで、さまざまなヘアスタイルのなかから自分の好みのものを選ぶことができます。
帽子のようにすっぽりとかぶり、地毛をださずに着用する場合がほとんどです。地毛ではできないヘアスタイルやカラーに挑戦することができるので、イメージチェンジしたい方におすすめです。

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● ヘアピース以上の範囲のカバーや夏の暑い時期に ハーフウィッグ
ハーフウィッグは、大きいヘアピースに近い存在です。
フルウィッグのように帽子状になっていないため、地毛を活かしながら広範囲をカバーしたい方に向いています。
カバー範囲によっては、普段はフルウィッグで過ごしている方が、夏はハーフウィッグで過ごすなど、蒸れや暑さが苦手な方にもおすすめです。

● 欲しい部分にすこしだけ!自然で小さい ヘアピース(部分用ウィッグ)
ヘアピースは、気になる部分だけをカバーできる小さめのウィッグです。
「つむじが薄いのが気になる」「トップにボリュームを出したい」「白髪染めの頻度を減らしたい」などの悩みに合わせて部分的に装着できます。
一部分だけ使用するので、フルウィッグよりも手軽に使いやすく、初めての方でも挑戦しやすいのが特徴です。

ハーフウィッグ Before/after

ウィッグ選びに失敗しないための基礎知識をご紹介しました。
次のセクションでは、ウィッグの購入先やアフターサービスについてご紹介します。

参考:つむじの薄さはウィッグでカバー!おすすめ5選や自然に見えるポイントを紹介
参考:ウィッグとは?エクステとの違いや失敗しない選び方まで徹底解説

ウィッグはどこで選ぶ?購入場所によるサービスのちがい

ウィッグは、購入場所や購入後のアフターサービスの有無で価格が変わってきます。
手頃な価格だけで選んでしまうと、購入後に思っていたイメージと違ったり、すぐに傷んでしまいケアに手間がかかるといった失敗につながることも少なくありません。
ここでは、主な購入場所である「ウィッグ専門店」「美容室」「ネット通販」の特徴を比較し、ご自身の予算にあったウィッグを見つけるためのヒントをご紹介します。

専門知識やサービスが充実!ウィッグ専門店

ウィッグをカットする様子

専門知識を持つスタッフに相談しながら、実際に試着して選べるのが最大のメリットです。
レディス スヴェンソンでは、個室が完備されプライベートな空間で相談したり、じっくりと試着ができます。
購入時のサイズ調整、地毛のカット、ウィッグに合わせた地毛のカラーといった美容室メニューを受けられるのも特徴のひとつ。購入後にはウィッグのシャンプーセット無料券もあり、ウィッグを快適に使うアフターサービスが充実している点も魅力です。

ウィッグ専門店で購入する場合、ウィッグの価格が比較的高額になる場合があります。
専門知識をもつスタッフや充実したサービス、個室美容室などの環境も、価格に含まれていると言えます。また、ウィッグ初心者に多い購入したはいいものの上手くつけられないというお悩みや、トラブルが発生した場合も、すぐ相談できるので安心です。

普段のヘアカットの流れで相談しやすい!美容室

女性と美容師が話す様子

ウィッグの取り扱いがある美容室では、担当の美容師さんに相談できるのが強みです。
長年の付き合いであれば、髪の悩みも把握しているので、最適なアドバイスを受けられることもあるでしょう。話しやすいうえに、行き慣れた美容室なのでリラックスしてウィッグを選ぶことができます。

しかし、美容室はウィッグ専門店ではないので、ウィッグの商品数が限られていたり、扱いに慣れていない場合があります。
ウィッグは人の頭と髪の生え方(植え方)が異なることで、美容師さんと言えどカットやセットに失敗するケースも。決して安くない買い物だからこそ、慎重に扱いたい場合は、ウィッグ専門店のスタイリストに相談しましょう。

どこにも行かずに手軽に買える!ネット通販

段ボールの中身を確認する女性

時間や場所を問わず、豊富なデザインや価格帯のなかから手軽に選べるのがネット通販の最大のメリットです。
口コミやレビューを参考にしながら、じっくり比較検討することができます。ネット通販は実際の店舗を持たないので、試着する際は手間やタイムラグがありますが、誰とも話さず選ぶことができるので人気があります。

しかし、試着ができない店舗も多く、ヘアカラーや毛材の質感がイメージと異なるリスクや、サイズが合わず不自然に見える可能性も考慮する必要があります。
ネット通販でモデルの着用画像を見て購入しても、実際届いてつけてみたら別物に見える…というのはよくある話です。ウィッグはつける人の輪郭や頭のサイズで、ヘアスタイルが変化します。どうしてもネット通販で購入したい方は、返品サービスがあるショップを選びましょう。

ウィッグは購入後にお困りごとがでてくるもの。
つけ方やケアが相談できるショップを選ぶと、ウィッグを安心して楽しむことができます。

参考:ウィッグとは?エクステとの違いや失敗しない選び方まで徹底解説

まとめ:あなたらしいウィッグで、自信に満ちた毎日を

ウィッグ選びは、単に髪の悩みをカバーするだけでなく、新しい自分に出会うための素敵な機会です。
この記事でご紹介したポイントを参考に、ウィッグを使用する目的やライフスタイルを整理することから始めてみてください。
たくさんの情報があって一人で決めるのが不安なときは、ぜひレディス スヴェンソンのスタッフなどプロの力を借りましょう。
あなたにぴったりのウィッグが、日々の生活に自信と彩りを与えてくれるはずです。

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